はじめに
夏の北海道は、想像していた以上に感動を与えてくれました。
日差しの下では九州と変わらないほど暑く感じましたが、それでも朝晩には涼しい風が心地よく感じられました。
夏季休暇(8月11日〜14日)を利用して初めて訪れた北海道を、夫婦で巡った3泊4日の旅。
今回は観光をメインに、旭山動物園から富良野・美瑛、そして札幌の夜景へと、北海道の観光地を巡るルート。
宿泊はマリオット系列ホテルを選び、移動には燃費の良いハイブリッドカー「プリウス」をレンタカーで利用しました。
観光もドライブも、そしてホテル時間も大切にした、心に残る夫婦旅の記録をお届けします。
この記事でわかること
- 北海道3泊4日のモデルコースと移動のコツ
→ 無理のないスケジュールで観光と休息を両立したプランを紹介。 - 旭山動物園・雲海テラス・青い池など定番スポットの見どころ
→ 混雑回避や撮影のタイミングなど、実体験をもとにアドバイス。 - マリオット系列ホテルの宿泊体験レビュー
→ 夫婦におすすめの客室タイプや雰囲気を紹介。 - 地元グルメとお酒の楽しみ方
→ 北海道で味わった食の魅力を紹介。 - 旅行で役立つアイテム・持ち物リスト
→ 持って行っていったほうが良いものを紹介。
1日目|旭山動物園で出会う動物たちと、夏の北海道を感じるスタート
福岡から北海道へ。期待高まる空の旅
8:00福岡空港を出発し、10:30新千歳空港着。
到着ロビーを抜けると予想以上の暑さにびっくりしました。

ここから北海道旅行がスタート。
ここで予定通り夫婦別行動です。時間短縮のために、妻は荷物を受け取り空港内の「ラーメン道場」へむかい行列に並び、私は空港を一旦離れてレンタカーを借りに行き手続きしてレンタカーで空港に戻ってきました。
空港の駐車場は、空港内の店舗での3000円以上のレシートで割引になるようで、駐車場料金は実質無料になりました。料金表
北海道グルメの第一歩「けやき」の味噌ラーメン
北海道旅行のグルメのスタートは、新千歳空港内の「北海道ラーメン道場」で人気の『けやき』。


今回は王道の「味噌ラーメン」と「コーンバターラーメン」を2人でシェアしました。
九州在住の私は普段のラーメンは、ほぼ「豚骨」ですが北海道の味噌ラーメンも美味しく、また空港から移動することなく人気店のラーメンを食べられて良かったです。濃厚な味噌スープと香ばしい炒め野菜が絶妙で、旅の始まりから幸せな気分に。


📍けやき 新千歳空港店(北海道ラーメン道場内)
営業時間:9:00〜21:00
プリウスで出発。北海道の広さを実感するドライブ
今回のレンタカーはトヨタ・プリウス。
長距離移動でも疲れにくく、静粛性も高く快適でした。
新千歳空港から旭山動物園までは約2時間半のドライブ。
北海道の移動は、かなりの距離を走ることになるので燃費と快適性が必須です。
あと、かなりの真っ直ぐな道が道が続くのでスピードの感覚がおかしくなるのか、かなりの割合でスピードが出ている車に遭遇しますが、ご自身のスピードには注意しましょう。
旅先でのトラブルで、せっかくの思い出が台無しにならないように。
旭山動物園で出会う“生きる力”
新千歳空港を出発して、14:30に旭山動物園に到着。

アザラシ、ペンギン、カバ、ホッキョクグマなど、どの動物も自然体で過ごす姿に癒されます。
妻が特に魅了されたのは、カバがゆったりと水槽の中を移動するシーン。
私にはそれほど感動はありませんでしたが、とにかく「かわいい〜」を連発していました。

あと、地元の方らしき方々が口にしていた「とん子かわいいよね〜」という言葉が印象的でした。人気があるのかも?

📍旭山動物園(旭川市東旭川町倉沼)
営業時間:9:30〜17:15(夏季)
夕食は地元スーパーで。ホテルでのんびり晩酌タイム
当初は「回転寿司トリトン」でテイクアウトを計画していましたが、電話で確認するも来店後30分待ちからの対応とのことで断念。
地元スーパーで惣菜を、ホテルで地元のビールを発見したので購入。翌日の朝が早いので量は控えめにし、 静かな夜を夫婦で過ごす北海道らしい時間になりました。

さすがに飲みませんでしたが、道内限定販売のワインを見つけて、まんまとキャッチフレーズに引っかかり購入。「やや辛口」と書いてありますが、普段チリワインの辛口を頂いている私達夫婦にとっては甘めな感じでした。

フェアフィールド・バイ・マリオット南富良野に宿泊

夜21時すぎに到着。
夜に到着したせいもありますが静かな佇まいだなと感じました。
ホテルの部屋は、「寝るだけ」を想定していたので広さは、さほど広くなく必要最低限の感じです。部屋の雰囲気は、木のぬくもりを感じるシンプルなデザインと清潔感。
南富良野の静けさの中、穏やかな時間を感じました。

2日目|幻想的な雲海と、富良野・美瑛の絶景ドライブ
雲海テラスの幻想的な朝へ
雲海テラスは早朝に訪れなければならないので1日のスタートはかなり早いです。
3:20起床、3:50出発、4:30「星野リゾート トマム」雲海テラス山麓駅に到着。
この時間でも、すでに行列ができていました。営業開始まで外で行列待機して、営業開始後に1階のロビーで順番待ち。

ゴンドラに乗って雲海テラス山頂駅へ。

ゴンドラ移動中に朝日が昇り始め、その景色に妻は感動しその後の「雲海」よりも朝日のきれいさが思い出に残ったようです。

山頂駅に到着すると眼下にはうっすら雲海が広がっていました。
期待していた「一面の雲海」は叶いませんでしたが、とりあえず「雲海」を見れたので目標は達成。

🩵 服装メモ
雲海テラスは冷えるので長袖は必須でした。
時期によっては、雲海テラスの散策コースを歩くと次第に体が温まって来るので脱ぎ着しやすいものがベストです。

私達は8月に訪れたのですが、妻は暑くなって一度ダウンを脱いでいました。
ただ、他の観光地では日中暑く、半袖でのほうが快適です。
ホテルで朝食&のんびりタイム
雲海テラスを楽しんだあとは一度ホテルに戻って、1階のロビーラウンジで前夜に購入したパンを温め、コーヒーをいただきながら 静かな外のテラス席で迎える朝が格別でした。

富良野・美瑛の絶景めぐり(青い池〜ファーム富田)
青い池
澄んだ青と木々が映える幻想的な池。
時期、時間帯、天候によって見え方が変わるのでどんな景色が見れるのかは行ってからのお楽しみ。もちろん、天候は晴れの日が最高です。
時間帯ですが、駐車場の混雑を避けるなら午前10時前が理想。
写真映えするのは、調べてみたところ午後の時間が良さそうです。
ちなみに私達は10時30分頃に到着し駐車場に入るまで5分ほどかかりました。

白ひげの滝
橋の上から見える白い糸のような滝。
「青い池」の上流にある観光スポットで「ブルーリバー」と言われる美瑛川に流れ落ちる滝。白金観光センターの駐車場に停めることはできますが、それほど台数が多くはないため時間帯には注意が必要です。

はつやま商会

「きたあかりのコロッケ」と「ピュアホワイト」という「とうもろこし」が絶品でした。
特にコロッケは、ほくほく食感が最高で、とうもろこしは甘みが強く「また食べたい」と思える美味しさです。
ちなみに、どれにしようか迷っていると、列の後ろの女性から「きたあかりのコロッケと、ピュアホワイトのとうもろこしがおすすめですよ」とお聞きしたので頼んでみたのですが大正解でした。
感謝しています。広くはありませんが、イートインスペースもあるのでその場でゆっくりいただけます。


四季彩の丘

赤・黄・紫の花々が丘一面に咲く絶景スポット。
当初の目的はバギー体験(有料)でしたが、今回は時間の都合上見送りに。
ただ、きれいな花畑を見るだけでも十分楽しめました。
冬の時期には、スノーモービルなども体験できるみたいです。

ファーム富田
北海道旅行の目的でもあった、ファーム富田のラベンダー畑。
しかし、ラベンダーの時期は過ぎていたので残念ながら今回は断念。
ラベンダー畑の景色を目的に行くなら7月上旬〜7月中旬までがピークとのこと。
ラベンダーは見れませんでしたが、他の花々で彩られていました。
お土産ショップではラベンダーに関連したグッズが充実しています。
ふくだめろん直売所

「ふくだめろん」さんは、メロンをお安く頂けるお店です。
残念ながら、写真撮影は禁止と言われたので外観だけです。
半玉のメロンを800円という破格の値段で食べることができます。ネットで検索していた値段よりは、昨今の物価の上昇で価格は上がっているものの、それでもこのお値段はお安いかと思います。
ひょっとしたら購入したものに関しては写真撮影OKだったのかも?
お店の前に、机と椅子が並んでいるので購入したらその場でいただくことも可能です。
札幌へ移動
すべての富良野観光を終えて、16:00頃富良野発 → 新千歳でレンタカー返却 → JRで札幌へ。
新千歳空港駅〜札幌駅までは、JRの快速エアポートを利用して約40分ほどで移動できます。
札幌駅からは地下鉄にてホテル最寄りの中島公園駅まで移動。
ホテルにに到着する頃には、日が少し傾き始めていました。

ホテルに荷物を預けたあと、すすきの街へ地下鉄で移動し街を散策しながら、お店をさがして地元の大衆居酒屋さん?「瑠っ玖」さんへ。店内は賑やかな感じで、ゆっくり楽しむというよりは「わいわい」する感じでした。

お品書きはこんな感じです。


「北海道ならでは」を食べたくて、「氷下魚(こまい)一夜干し」や、妻が大好きな「うに」を注文。「うに」は思っていたほど中身が少なくてちょっと残念な感じでした。


二次会は、「ニホン酒パーラー TKB45」さんへ。
たまたま歩いていたら見つけたお店で、日本酒も好きな私達夫婦2人は迷わず店内へ。
日本酒とちょっとした手料理を小鉢で提供してくれるお店です。取り揃えている銘柄が豊富で十分楽しめます。個人的には、少々お値段はしますが日本酒好きの人には行ってほしいと思ったお店です。

下記は頂いた銘柄の一部。途中から撮るのを忘れてしまいました・・・。



3日目|札幌で味わう美食と夜景。大人の夫婦時間
コートヤード・バイ・マリオット札幌で迎える朝

3日目はホテルでゆっくり過ごして、夕方からディナーの計画。
ホテルは街中ですが静かに時が流れる感じです。
今回は、キングベッドのデラックスルームで設備の配置がフィールドバイマリオットと似てはいますが、広さが全然違いゆったりとくつろぐことができます。


残念ながら窓からの景色はこんな感じです。街中にありますし高層ビル的なわけでもないのでこれはしょうがないです。


ベットサイドはお部屋の照明のスイッチと100Vのコンセント、USBのコンセントがあります。タイプCのコンセントはないので変換アダプターは必要です。

個人的に気に入ったのは、ベッドに読書灯があったこと。
最初は「なんのスイッチなんだろう?」と思っていましたが、ベッドと一体になっていておしゃれな感じで、これだったら同室の人にもストレスを与えず読書をすることができます。

フィットネスでリフレッシュ

前日の観光の疲れを癒やすために遅めの起床で軽く朝食を摂り、私は2階フィットネスセンターで軽く運動し心と体をリフレッシュしてランチへ。
フィットネスセンターは宿泊者は無料で利用できます。
窓の外は2階にあるため景色は見えず、壁です。

タオルは完備されいるのでお部屋から持っていく必要はありません。少し影になっていますが右側の白いのは」「ウォーターサーバー」です。ペットボトルのお水は準備されていませんが、水分補給には問題ありません。
ランチビュッフェ「Substance」

11:30にランチへ出発。といってもホテルの2階にある「Substance」にエレベーターで降りるだけ。こちらは公園ビューになっており明るくて静かないい雰囲気です。
ランチは北海道食材を利用したビュッフェスタイル。今回はMarriott Bonvoyのプラチナ特典でランチは無料(3600円/人)。


飲み物は「アルコールドリンクフリーフロー(2500円/税込)」を2人で頼んで、「サッポロクラシックビール」と「赤・白ワイン」をメインに旅ならではの、お昼から美味しいお料理とともにお酒を味わいました。

夜景ディナー「ザ・ジュエルズ」

本日のメインイベントは、札幌の夜景を楽しみながら美味しいディナーをいただくこと。
日没前の眺望から夜景へと移り変わる時間が最高に美しいです。
「THE JEWELS」さんは、藻岩山展望台にあるのでケーブルカーで上がっていきます。札幌の町並みを眺めながら上がっていくのもまた楽しみの一つ。

少し早めに行って展望所で景色を眺めたあと店内へ、席は窓際席でワインと食事を楽しむ贅沢な時間を味わうことができました。


お料理はどれも美味しいのは当然かと思いますが、上品に盛り付けられていて目でも楽しむこともできます。ただ、私は羊のお肉は克服できませんでした・・・。
こんなに美味しい料理ばかりなので、素材も最高に厳選されていると思います。それでも駄目だったということで、今回で羊からは卒業しようと思います。(私は牡羊座です・・・)
本当に美味しそうなんですけど↓

4日目|根室花まるとスープカレーで旅を締めくくる
根室花まる

開店前から発券待ちができる人気店。
今回訪れたのは、ホテルから一番近い「回転寿司 根室花まる ココノススキノ店」です。
11時開店ですがその前に発券機に並び予約をしてきました。10時にテナントビルが開店するのですが、10蒔頃には地下1階のシャッターの前に20人ほどの人がすでに集まっていました。
私は、朝のウォーキングがてら歩いていき9:30分頃到着、無事に「11番目」に予約をとることができました。

稲荷が写っていますがレギュラーメニューメニューです。
うにはレギュラーメニューではないのがある意味びっくりでした。

本当は妻が東京のお店で食べたウニが美味しかったということで、ウニを目的に行きましたが提供されていなく残念でした。
ただ、他のネタも美味しく、貝好きの私が気に入ったのは「活きつぶ(つぶ貝)」です。普段食べている回転寿司チェーン店の「つぶ貝」とは似て非なるものでした。
まあ、お値段も非なるものでしたが、これは食べて納得できる食感と味でした。

いつも提供されているかは不明ですが「本鮪尾肉竜田揚げ」も食べて美味しかった一品です。見た目は唐揚げですが、もちろん鶏肉ではなく本鮪の尾肉で食べごたえがあります。

普段食べることができない「北海道ならでは」を意識して「オオズワイ蟹鉄砲汁」を妻が注文し大満足な表情で頂いておりました。

千歳空港でスープカレー
北海道最後のグルメに選んだのは「スープカレー」です。
千歳空港出発前に空港内で「カレーハウス キタカレー」をチョイス。

他にも数店有名どころのお店がありましたが、時間にも限りがあったので比較的空いているお店を選びました。北海道の食材にとことんこだわったカレーだそうです。
妻があまりお腹が空いていないということで、私が食べたかった「ポークカツスープカレー」を頼んで2人でシェアしました。

スープカレー独特のスパイスの香りと野菜の旨味が体を温めてくれ代謝の良い私は汗をかきまくりでした。
ちなみに、コートヤードバイマリオットのスタッフの方におすすめのスープカレーのお店をお聞きしたのですが、それぞれのお店に特徴があって「万人受けするカレー」というよりは、個性的な特徴をもったカレー店が多く人それぞれに好みのお店があるらしいです。
北海道ドライブ&持ち物リスト
下記の表は今回のコースで役に立った携行品です。
| 持ち物 | 理由 |
| ウィンドブレーカー | 雲海テラスでの防寒対策、薄くて軽い脱ぎ着しやすいものを準備 |
| サングラス | 観光地巡りの際の夏の日差し対策 |
| 三脚 | 雲海・夜景撮影に便利、気軽に他の人に写真をお願いできない人には必需品 ただ、混雑時には使えないのが難点 |
| モバイルバッテリー | 長時間移動や旅先でのスマホでの情報収集に必須 |
| 水筒(ホットコーヒー用) | 朝の冷え込みに重宝、温かい飲み物を入れるのをお忘れなく |
| プリウス(ハイブリッド) | レンタカー選びは大切。長距離移動は必須なので燃費と快適性を考慮して選択 |
まとめ|観光メインの北海道旅は、夫婦の時間を深める最高の選択
旭山動物園で見ることができたかわいい動物たち、雲海テラスでの幻想的な朝、札幌の夜景ディナー。
珍しく観光を中心に動いた今回の旅は、非日常の中で夫婦の会話を弾ませてくれる時間でした。
北海道は広く、移動にはかなりの時間を要するので事前の計画が欠かせないと思います。
ひとつひとつの風景をみて「また来たいなぁ」と思える心のゆとりを持つためにも、計画には時間のゆとりを持たせることをおすすめします。
北海道の自然のなかにあるマリオットホテル、都市のなかにあるマリオットホテル、両方のホテルの安心感が、旅の質を高めてくれました。
写真を掲載していますが、実際に現地でみる光景にまさるものはありません、是非現地を訪れて、感動体験を楽しんでいただきたいと思います。

