今回はサブ3.5を達成した後にさらなる、記録更新のために練習用に購入し、使用を開始した「asics TARTHER RP 3」についての使用感と、練習の成果についてお伝えしていこうと思います。
この記事では、マラソンで更なる記録更新を狙って、プレートなしのシューズを使った脚力の強化を考えている方にお届けできればと思っています。今回は、asics愛好家なので「asics TARTHER RP 3」、「マジックスピードシリーズ」での比較レビューとなります。
内容としては、
・「カーボンプレートあり」と「カーボンプレートなし」の違い
・「カーボンプレートなし」(asics TARTHER RP 3)で練習した結果
についてお伝えします。
私は、サブ3.5を達成するまで「カーボンプレートあり」のシューズのみで、練習と大会にチャレンジしてきました。理由としては、走り始めたときのランニングシューズの主流が「カーボンプレートあり」であった事と、とにかくタイムを出したいという思いからになります。
ランニングを始めたころは、フルマラソン完走を目標にしていたので、怪我を避けるため「クッション性重視の厚底シューズ」で完走を目指していました。
「完走」という目標を達成した後は、「タイム」に目標を変更し、「タイム短縮を意識してスピードが出せるプレートありのシューズ」でチャレンジしてきました。
練習の成果と、靴の性能の恩恵を受けることで、2024年の「佐賀さくらマラソン」で、サブ3.5を達成することが出来ました。
当初の目的「サブ3.5」を達成できた嬉しさもありましたが、「このままの練習でサブ3を達成できるのか?」と、次なる目標を自分自身で考えたとき「シューズの恩恵だけでは限界があるのでは?」と考え、シューズの性能を最大限に生かすことができるように「自分の脚力強化が必要だ」という思いから「地面を蹴る力」をつけようと考えました。
そこでasicsの公式サイトで「自分の足でける感覚」や、レビューなどで「脚力を上げるための練習で使用」というフレーズを目にして「これだ!!」と思い asics TARTHER RP 3 を購入し練習を開始しました。
実際に履いてみて、履き続けてきた厚底シューズとの違いは
・堅い
・反発がない
・薄い
この3点でした。もちろん、自分の脚力の無さに気づかされた瞬間でもあり、初日に走った結果は下記にある「歴然たるタイムの差」が証明してくれました。
1kmあたりで15秒くらいの差が出てしまい、10km換算すると2分30秒もの違いがあります。
20kmの予定でスタートし調子が悪いとか、力を抜いたわけではありませんでしたが、とにかく前に足がでません。まず感じたのは前に足が出ないのが「プレートあり、なし」の違いでした。もちろん前に進みますが、スピードが感じられないですし、股関節や足首に違和感が出てきて「このまま走り続けたら故障するな・・・」と思い20kmの予定でしたが、17kmで中断してしまいました。いきなりタイムを意識して今まで通りの距離やスピードを意識して使用するのは故障の原因になるかもしれません。
クッション性が今まで履いてきた厚底シューズと比較して、とても低く、走っていても地面の堅さが直接伝わってくるので、距離を走るには少しずつ距離を伸ばしながら、体を慣らしていく必要があると思います。
最初は長く走っても15kmくらいで抑えて、タイムは気にしないようにして走り、早くても1km5:10〜5:20を心掛けて時間をかけて徐々に距離を伸ばし、足を慣らしていきました。
そうして、週3回のランニングを通して約1か月で20km走っても、足腰に違和感を感じることもなく走れるようになりました。
タイム的には遅くなっていますが、問題なく走りきることが出来るようになっています。
そこで1ヶ月の成果?結果を確認するために、マジックスピードを使用して、タイムトライアルを実施してみました。
結果は、納得いくようなタイムではありませんが、時期的にも夏に近づき気温29℃というところを考慮すると、5:00/kmを切れたことが収穫です。
数字的には、微妙な結果になりましたが、確実に成長した部分もあります。
さらに3か月走りこんでみた結果です。
福岡マラソン(2024)前ですが明らかに走れるようになりました。
1kmあたり約12秒の短縮ですので良い感じでのびてきています。
本番前とは違い、調整もしていない中でのタイムですので調整したらもう少しいけるのではないかと、期待が持てる結果になっています。
さらに体感としては、「プレートなしのシューズ」使用前までは、大体11km~13km付近で股関節や、膝に若干の違和感を感じることがありましたが、今は全く痛みを感じることなく完走でき、体が強くなってきていると実感できています。
明らかに「プレートあり」のシューズだけで練習を続けていたら、クッション性があるので変わらない部分だったと思います。長い距離を走るための基本的な部分を鍛えるには、間違っていない選択だと確信しています。
今後も「プレートなしのシューズ」で走りこんでいけば、今より脚力がついて良い結果を得られると思いますし、最終的にはサブ3を目指して今後も練習を継続していこうと思います。
コメント